新パソコン入門
石田晴久(著) 岩波新書
パソコンに関する情報は少なくない。新機種、サイト紹介、ソフト操作法、各種新サービスなどです。一方で「パソコンとは何か」を教えてくれる書物を、わざわざ手に取る機会は少ないです。仕組みや歴史をわかりやすく記述した本書。10年以上前に書かれてるのですが面白いです。特に意識しないくらい、いつも側にあって便利なパソコン。社会の姿を変えてしまいました、ますます変わって行くことが予想されます。その負の側面について書かれたものは本当に少ない。例えばかつて、商店街が近くに大型スーパーが出来るにあたって、大反対をしたわけです。現在はネット通販という見えない巨大ショッピングモールがこの国を覆ってるのに、それについて抗議があると聞かない。透明人間のように、目に見えない敵だからでしょうか。逆にネットを見方にできれば強いですね。