競馬血統クロニコル
サラブレ編集部責任編集 エンターブレイン
あの名作ゲーム「ダビスタ」と近い関係にあった雑誌「サラブレ」らしく、血統に関する解説書が出ていました。ある程度は既知の内容。新陳代謝が激しい業界の、最新の流行を把握できます。
大種牡馬サンデーサイレンスの後継者たちが全盛の今日から思うと、自分が競馬を見始めた頃はまだ血統にバラエティさがあったと振り返ってしまった。海外の一流血統馬を購入し、国内で走らせるケースも目立ちました。
繋養先から社台系とひとくくりにしていた種牡馬クロフネも、SS系の活躍の中奮闘する非SS系と言われると「確かに」と納得。違う見方を与えてくれます。個人的にはHaloとSir Ivor≠Drone間で生じるニアリークロスでワンコーナー取ってたのが嬉しい。血統評論家・笠雄二郎の理論に繋がる考え方。この辺りに注意して血統表を眺めると面白い。
