江夏の21球

1983年に放送されたNHKスペシャルを、今年の5月22日にアーカイブスとして放送してました。1979年に大阪球場で行われた、日本シリーズ第7戦の有名な場面を、投手江夏はもちろん、各打者や両チームの監督の証言を交えながら再検証する。一番の鍵は19球目。打者石渡の場面でのスクイズ外し。江夏本人が我がことを「神業」と言うのに対し、石渡は「まぐれ」を主張する。投げた方がそういってるのだからと思いがちですが、調べてみるとそうでもなさそうで。
この場面、広島球場だと思い込んでましたが、大阪球場だったのですね。以下ウィキペディアからの引用。

しかし、近鉄にとって最も大きな問題は、藤井寺球場日生球場日本シリーズオールスターゲームの開催条件とされている「照明設備のある収容人数3万人以上の球場」という条件をクリアできないことであった。実際、近鉄が初めてリーグ優勝した1979年、連覇した1980年の日本シリーズは、南海の本拠地である大阪球場を借りてシリーズに臨まざるを得なかった[2]。そのため、藤井寺球場でナイターを行うことは近鉄の長年の課題だった。

また、プロ野球の日本シリーズが国民的行事だったが故に、大きく注目され、何度も検証されたのでしょう。人々の興味が細分化した現在、もしくは世界基準の視野を正とし国内大会を低く見る風潮の中では、同じように興味深いプレイが行われたとしても大きく取り上げられることはないでしょう。
この試合で近鉄の3番を打ったマニエルが、今メジャーで強豪の一角を占めるフィラデルフィア・フィリーズで監督を務めてます。
今年もまもなく日本シリーズが始まりますが、博多がどうなってるか知らないけど、やはり往年の盛り上がりはありません。個人的にはCSは、ヤクルト小川監督を応援していました。