読むだけですっきりわかる日本史

後藤武史（著）　宝島社

小学生から大人まで、マンガを読むように楽しめる日本史の本。戦国時代と明治維新は知っているけれど、飛鳥時代っていつ? 日清戦争と日露戦争ってどっちが先? 武士っていつ出来たの? 摂政関白ってなに? って思っている読者に、日本史の流れをとってもわかりやすく解説した入門書です。お年寄りから、お母さん、お父さんがはまってしまう一冊ですamazon:読むだけですっきりわかる日本史-宝島社文庫-後藤武士

ここに読書の感想を書く際に、内容を書く場合のほかに購入動機を書く場合がある。この本なんかは動機を書きたい一冊。
先に読んだ、同シリーズの「地理」が面白かったんです。コンビニにも売ってるようなお気楽な本なんだけど、案外読み応えがある。自分的に日本史はわかってるつもりになっていて、今回は物足りないかと想像してましたが、合間のコラムが面白い。歴史の隠れた部分に触れてくれています。
特に良かったのが近現代史。評価の別れる史実をフラットに解説してくれてます。保守どころか「極右」てき立場に説得力を持たせた漫画が出るたび本屋に平積みされる昨今、苦々しい思いだった気持ちがスとしました。
「世界史」も数冊に別れて刊行途中。こちらも楽しみです。
読むだけですっきりわかる日本史 (宝島社文庫)