福島の原発事故をめぐって

山本義隆（著）　みすず書房
中曽根元総理大臣が原子力に邁進した理由を、核兵器保有国=大国という風潮に敏感に反応した結果と、簡潔で深い言葉を使います。原子力の平和利用も、マンハッタン計画の延長とばっさり。専門が物理学だけに、原子物理学の説明も冴える。少ない言葉で言うべきことを言う本書の内容には、既存の知識の整理も含め、学ぶことが多かったです。著者は「磁力と重力の発見」で話題になりました。これも一度書店で手に取ってみます。ほんとはもっと前から知ってたけど。

福島の原発事故をめぐって―― いくつか学び考えたこと

山本 義隆

みすず書房 2011-08-25

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by G-Tools , 2011/11/24