週刊ファイト スクープの舞台裏

別冊宝島1812 宝島社

40年にわたりマット界の裏ネタを報道しつづけた『週刊ファイト』。90年代から00年代の誌面を中心に、スクープ記事の「裏舞台」を明かす。意外な「情 報提供者」たちの顔ぶれからは、これまでとまったく違ったプロレス史が浮かび上がる。休刊に至るまでのプロレス「斜陽」の時代を深く解明する、ファン必読 の歴史的資料。過去の名連載、珍連載、また記事に抗議してきた人々など、井上譲二元編集長が「受難」の歴史を赤裸々に告白する。amazon:週刊ファイト-スクープの舞台裏-別冊宝島-1812-ノンフィクション

「元編集長・井上譲二が語る『ファイト』30年戦史!」と表紙にあります。「週刊ファイト」という今はなきプロレス専門紙は、私が中2のときから長く愛読していたものです。それがどんな紙媒体か書きたい衝動もなくはないのですが、買い始めたきっかけとなった旧UWF、しいいてはプロレスというもの自体へ触れなくてはいけない気がします。それにはエネルギーがあまりにも必要。
この本で古い記事に目を通すと、改めて読み物として面白かったと気付きます。試合の結果中心の他誌とは違ったコンセプト。裏話を知ると、存在そのものがミラクルですね。いいもの読ませていただきました。中学の時、I編集長の単行本まで買ったなあ。プロレスの社会における存在感も、まだまだ大きかった時代でした。
週刊ファイト スクープの舞台裏 (別冊宝島) (別冊宝島 1812 ノンフィクション)
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