京都職人
サクラエディトリアルワークス(編) 水曜社
伝統工芸を受け継ぐ京都の名工50人の「技」と「半生」。美麗な写真とともに綴る「職人の世界」。amazon:京都職人―匠のてのひら-サクラエディトリアルワークス
姉妹本といえる「京都老舗」にくらべ、「職人」にスポットを当てたせいか、規模の小さな事業者が多いです。右肩下がりになってはいるだろうと予想される業種が、想像以上の早さで姿を消そうとしている。食べていけないから、後継者も育てられない。西陣の機織りの音がほとんどなくなるなど、私の子供時代とは姿を変えた京都。将来ますます変わってしまうであろうことが、この本から予想できます。