宮城県の歴史
渡辺信夫/今泉隆雄/大石直正/難波信雄(共著) 山川出版社
高森遺跡、雷神山古墳、陸奥国の始まり、多賀城、陸奥産金、文治奥州合戦…と、原始時代から現代までを県民の立場から叙述。amazon:宮城県の歴史-県史-渡辺-信夫
地域担当者として仕事のために読みました。その実、行く先々をより楽しむためだったりします。後三年の役や前九年の役、奥州藤原氏についてなど、京都から遠いが故に日本史的重要さの割に知られてませんね。この本でもきちんと頭に入れたらかなりの知識ですが、そうもいかない。つい駆け足になってしまう。より深く知るきっかけですかね。
東北に行って思うのは、昔の藩主への愛着というか親しみの深さ。仙台は伊達歯だけど、秋田の佐竹氏や米沢は上杉氏など、昔の大名の話題によくなります。これまで住んだ京都や北海道ではありえません。