奇跡と呼ばれた学校

荒瀬克己(著) 朝日新聞社

日本でいちばん「躍進」している公立高校の校長が、自分の教育論を縦横無尽に語る。「すべては君の『知りたい』から始まる」というモットーを掲げ、 2002年、国公立大学合格者をひとケタから一挙100人以上に。「教育はサービス業、生徒はお客さん」と公言する、その実践例を公開。京都の革新市政時 代は組合の「闘士」だった熱血校長の、自伝かつ決意表明の一冊。この一冊に、公立校変身の秘訣満載。amazon:奇跡と呼ばれた学校―国公立大合格者30倍のひみつ-朝日新書-25-荒瀬-克己

京都に堀川ありと知っていたので、「息子が入ってくれたら」なんて思いながら手に取った自分が恥ずかしい。受験も大事だが、それよりも人として大切なことについてたくさん述べられてます。将来ある子供達へのメッセージ、子供の親である人達へのメッセージに加えて、おそらく他の教育関係者や現在仕事に就いてる社会人すべてにあてはまるメッセージに満ち満ちています。
困難が予想される未来に生きる子供達に、きちんと生きる力を持って欲しい。「そのためには堀川」なんじゃなく、より多くの教育機関が「奇跡」を起こし「普通のこと」となって欲しいです。また幼いときから一緒にいる親の重要性も自覚させられます。
奇跡と呼ばれた学校―国公立大合格者30倍のひみつ (朝日新書 25)
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