大阪 地名の由来を歩く

若一光司(著) KKベストセラーズ

大阪城や道頓堀をはじめ、人気観光スポットを数多く抱える大阪。商業都市のイメージの強い大阪だが、歴史や文学の舞台となった地、「天下の台所」を支えた 市場、歌謡曲に歌われた名所、難読地名など興味深い地が数多くある。「大坂」か「大阪」なのか、なぜ難読地名「放出」「立売堀」が誕生したのか、「法善寺 横丁」「御堂筋」の隠れたエピソード…。そんな地名の由来を、著者が実際に一つひとつ訪ね歩いて探っていく。各項目ごとに地図・写真・アクセス方法を付記 し、観光ガイドとしても最適。大阪の新しい魅力がたっぷり味わえる。amazon:大阪-地名の由来を歩く-ベスト新書-若一-光司

冒頭に、化石の出る地に珍名が多いとあり、福井の難波江が紹介されていますが、ここは父の実家の側。私も何度も泳ぎに行きました。化石が出るなんてエピソード、知らなかったですよ!。びっくりです。
札幌にいる時、情報発信の中心地としての東京や、観光都市としての京都に比べて、一番手ではない大阪の存在感の薄さを不思議に思っていました。横浜なんかもそうですよね。実際は、古代には港として、中世から近代にかけては商都として栄えたこの地にまつわるエピソードは豊富で興味深い。
京都を思う時に感じる息苦しさもありませんし。もちろん色々な社会問題を抱えてるわけですが。
大阪 地名の由来を歩く (ベスト新書)
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