OUT

2002年（日）　平山秀幸監督

東京郊外の弁当工場を舞台に、深夜パートの主婦たちの現状からの脱出をテーマにしている。香取雅子42歳はリストラ亭主と家庭内離散、吾妻ヨシエ51歳は痴呆症の姑の介護、城之内邦子40歳はカード破産、山本弥生30歳はギャンブル狂亭主から受ける暴力と、それぞれ4人は悩みを抱えていた。そんな中、弥生が夫を殺したのを期に、4人が複雑に絡み合っていく。wikipedia:OUT

作品の真ん中に「死体解体」という、猟奇的なテーマが存在する以上、血が苦手な人は脱落必死。見る人を選ぶ映画。私としては、芸術性よりストーリーの面白さを追求してる方なので、最後まで目を離すこと無く一気に見れた。さすがに一部、目を背けたくなりはしましたが。
最初に殺された「暴力的な夫」ですが、西田尚美演じる妻の性格や行動を見ていると、ギャンブルにはまったあげく殴りたくなるのもわからなくもないなあ。DVを肯定するわけじゃないけれど、ひどい妻だわ。
原作者の桐野夏生は、人間の闇を描いた作品をたくさん書いてる作家のようですね。小説は苦手なので読む可能性は低いけれど、上手く映画化されたものなら今後も見てみたい。
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