ルポ 貧困大国アメリカ

堤未果(著) 岩波書店
大きな話題になった本なので、内容はある程度知っていました。新しく出た「2」じゃなく、最初の方です。「市場原理」「新自由主義」といった言葉は実は弱肉強食を肯定する思想だり、アメリカ国民の多くがそのゆがみに苦しんでいる姿をレポート。
それは日本の未来図かもしれない。小泉改革は、アメリカが採ってる路線の踏襲でした。
貧困が戦争に利するメカニズムの描き方は、ユニークで鋭いですね。終盤には、著者の世界観も垣間みれます。この方、ばばこういちの娘さんなんですね。
ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)
ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)