百寺巡礼 第4巻 滋賀・東海

五木寛之(著) 講談社
キリスト教イスラム教と違い、仏教は平和的であるという意見がある。小沢一郎のそういった発言も、少し前に話題になりました。しかし、すっかり忘れていましたが、日本史の中には仏教関連の戦火が、何度も繰り返されていましたね。
滋賀を代表する寺院である延暦寺も、僧兵を多く抱え、あげく焼き討ちに合っている。戦国期から江戸にかけて骨抜きにされた結果として、平和的でしかあり得ない現在の仏教の姿が生まれたと言えます。新興宗教の多くも、仏教から派生してると表することも可能で、そうするとまた話がややこしくなりますが。
百寺巡礼 第四巻 滋賀・東海 (講談社文庫)
百寺巡礼 第四巻 滋賀・東海 (講談社文庫)