すばらしい新世界

ハックスリー(著) 講談社
著者の文章で最初に読んだのは、「知覚の扉」。もうずいぶん前のこと。「ハートに火をつけて」のヒットで知られるロックバンド・ドアーズのバンド名の由来になったと聞いて読んだのでした。記憶は曖昧ですが、すごく面白かったし、その著者が有名なSF小説を書いてたと知り、こちらも読んでおきたくなった。
SFなんてほとんど読まないけど、作品の世界設定に馴れるのに時間がかかりますね。それを説明しないことには、未読の方に作品を紹介したことにならないのですが、時間もないのでwikiを参照していただくことにします。
wikipedia:すばらしい新世界

作品や著者についての解説は、以下サイトに詳しかった。自分には手に負えないので、こちらも貼っつけさせていただきます。
オルダス・ハクスリー – 玄覚.in

登場人物が、現実の人間とはあまりに違った環境で生きており、考え方や常識も随分違う。なので、感情移入できる作品ではなかった。優れた思考実験を見せていただいた感じ。その実験成果である作品世界が、極端ながら大切なところを突いてる。書かれた当時の世相への警鐘らしいですが、現代にも通じます。
すばらしい新世界 (講談社文庫 は 20-1)
すばらしい新世界 (講談社文庫 は 20-1)