追跡「夕張」問題

北海道新聞社取材班(編) 講談社
道新記者によるルポが、講談社文庫から出るパターンは何度かあり、大概読んでます。ただ、これは新聞記事的に経緯を細かに連ね過ぎており、読み辛い一冊でもありました。
少子高齢化や人口減が将来の日本の大きな不安。産業もほとんどない夕張を「日本の縮図」と呼ぶと語弊があるでしょうか。少なくとも考えるヒントはあるはず。
先日、道東の様々な町を走りました。なかには小さな活気を失った場所もありました。しかし、それでも夕張ほど寂しいことはなかった。住んでる人が出歩かないほど高齢なのか、ゴーストタウンに近い印象を持ちました。「再生」なんてありえないというのが正直なところ。住んでる方の負担が少しでも少なくなるような政治がなされるといいのですが。
追跡・「夕張」問題―財政破綻と再起への苦闘 (講談社文庫)
追跡・「夕張」問題―財政破綻と再起への苦闘 (講談社文庫)