“助けて”と言えない 〜いま30代に何が〜

クローズアップ現代・10/8放送分。

今年4月、福岡県北九州市の住宅で39歳男性の遺体が発見された。男性は死の数日前から何も食べず、孤独死していたとみられる。しかし、男性は、困窮する自分の生活について、誰にも相談していなかった。いま、こうした命に危険を及ぼしかねない状況に陥っても、助けを求めない30代が増えている。彼らは「家族に迷惑をかけられない」「自分で仕事を見つけ、何とかする」と誰にも相談できずにいる。家族、友人、地域との繋がりを断ち切り、社会から孤立する30代。番組では、厳しい雇用情勢で先行きが見えないなか、静かに広がる「助けて」と言えない30代の実像に迫る。

札幌はホームレスが少ないからか、自分が知らないだけなのか、このような貧困の問題をメディアを通じて知るばかり。自己責任論が幅を利かせてましたが、近年そうじゃない面を伝える報道も増えてますね。事実、時代や社会に起因する面はあるわけで多面的に見る必要があるし、当事者も周囲もそういう見方をする方が、詩へと追いつめるリスクを下げるかもしれません。
私も団塊Jr.世代。受験戦争の後に就職氷河期を体験してます。学生時代はまだ世の中を甘く見る風潮がキャンパスに存在していて、それが後々響いてる人も多いように思います。
ゲストは平野啓一郎。文学者らしく「この人と会ってる自分が好き」と思える気持ちを大切にというような意味のことを話してました。