百寺巡礼 奈良

五木寛之(著) 講談社

古寺、名刹のある場所には、不思議なエネルギーがある。それを体で感じ、新しい命を悠久の歴史に思う。第1巻は古の都、奈良。小雪の舞う室生寺聖徳太子の強く深い想いが込められた法隆寺、優しさをいまに伝える中宮寺の半跏思惟像、「苔の海」が輝く秋篠寺――。私の「百寺巡礼」の旅が始まる 

全10巻,全て読もうとがんばっています。文庫化で少し注目を集めましたが、著者の作品の中では地味な方だと思う。しかし、平易な文体にも関わらず、各寺院や仏教の教義および歴史への深い洞察がある。
専門書をひも解いても頭に入らなかった私には、ありがたいです。
百寺巡礼 第1巻 (1) (講談社文庫 い 1-60)
百寺巡礼 第1巻 (1) (講談社文庫 い 1-60)