1971年のアントニオ猪木

ジャーナリストとして誠実であれば、あの時代のプロレスを書く事は暴露本になってします。虚で構築された世界なのだから。子供の頃、本気になって見てた身としましては、読んでてどこか気恥ずかしさも。希代の天才レスラーへのアプローチとしては素晴らしいものがあります。一点注文をつけるとしたら、PRIDEにも虚構はあたはず。その部分にも軽くは触れて欲しかったです。

『1976年のアントニオ猪木』柳澤 健 | 単行本 - 文藝春秋BOOKS