日本の自殺

文藝春秋3月号に掲載。正確には再掲載で、1975年に「グループ一九八四」によって執筆および掲載されたもの。37年前に発表されたものだが、現在の日本を予言した文章として、今年1月10日の朝日新聞1面で紹介されて再び注目を集めています。福祉や民主主義という「善」とみなされているものが国を蝕みことを、古代ローマの滅亡を例に証明していく。単なる体制派保守と敬遠できない、読ませる内容です。情報化社会の弊害も、ドキリとする内容で説明します。
この号では話題の芥川賞作品「友喰い」も読めます。これもお目当てでしたが、しんどくて読めなかった。元々小説は苦手。にもかかわらず、浅田次郎の長編にしばらく付き合ったせいもあるかな。

photo
文藝春秋 2012年 03月号 [雑誌]
文藝春秋 2012-02-10
売り上げランキング :

by G-Tools , 2012/03/29