京都ルール

都会生活研究プロジェクト(京都チーム) 中経出版
都市の特徴をまとめた本はいくつもあるし、実際何度か読んでるのに、また買ってしまいました。少し前に買った入江敦彦の物よりも、柔らかくて庶民的。市バスやラーメン、王将のギョーザなんかが複数回登場します。地方の人にお勧めのお店を聞かれて、「王将」「天一」と答えそうになる気持ち、わかります。
そのように頷ける反面、嫌だなって思う部分も。自分の京都人度の低さ故なのか。特に「お漬け物」「豆腐」「和菓子」などといった、京都の食卓を賑わすアイテムに興味なし。その街の食べ物が合わないとなると、印象はあまり良くならない物です。「和」に特化しすぎて、今の日本じゃむしろ異色な街・京都。そこが「オリエンタリズム」としてセールスポイントになってるんですけどね。文句を言いつつも、まだまだ京都本には手を出しそうな予感。

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京都ルール
都会生活研究プロジェクト[京都チーム]
中経出版 2011-12-02
売り上げランキング : 6090

by G-Tools , 2012/03/07