京都人だけが知っている
入江敦彦(著) 宝島社
外からはわかりにくい京都について、西陣出身の著者が説明するエッセイ集。衣食住から、気候・名所にいたるまで、コンパクトながらも充実の内容。
京都以外の人に向けたかのようなタイトルだが、むしろ京都に住む人に受けそう。実際、なんか読んだと思ったら、10年ほど前に別の新書で出てたんですね。それを読んで、当時京都にしかすんだことのなかった私は、京都をとても好きになったものです。いまではここでいう「よそさん」になっちゃったかも。両親ともに地方出身でなのは別としても、すっかり他の都道府県の方が得意であると自認してしまいました。どうしてこの街の会社に勤め、この街の人と結婚したのか。やっていけるか不安な時がある。