こころの処方箋

河合隼雄(著) 新潮文庫
上司による説教も、上司の精神衛生上大いに役に立ってるなんて表現に顕著なのは、ものの見方の角度をずらすことで心の安定を計ろうとすること。視線の高さを変えたり、相手の立場に立ったり、その方法は様々です。狭い視野にはまり込んで、自分を追い込んでしまわないようにするヒントが満載。
先日友人にもらったんです。職場や家庭で起こりうるトラブルを網羅。単行本が出た当初,大ベストセラーになり、母に頼まれて買いに行き、自分もついでに読んだのを覚えています。当時の感想は、心理学の権威が書いたにしては柔らかすぎ、読み応えがないと感じましたが甘かった。今読みなおして、深く染み入る文章の数々。過去の不明を恥じます。

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こころの処方箋 (新潮文庫)
河合 隼雄
新潮社 1998-05
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by G-Tools , 2011/09/12