原発の闇を暴く
東日本大震災によって引き起こされた福島第一原発事故。これは断じて、想定外の天災ではない。明らかな「人災」である。チェルノブイリ事故直後に『危険な 話』を刊行した広瀬隆。10年前に浜岡原発事故のシミュレーションを連載し、著書『原発崩壊』で今日の破局を予見した明石昇二郎。原子力発電の危険性と原 子力行政の暗部を知り尽くす2人が、「あってはいけないことを起こしてしまった」構造とその責任の所在を、“実名”を挙げて徹底的に白日の下にさらす緊急 対談。危機にある国民が、「原発」について真摯に考えるための必読書!amazon:原発の闇を暴く-集英社新書-広瀬-隆
東日本大震災で最も深刻な被害を受けたのは、大津波に襲われた街です。一方で、放射能による被害で未来を暗くさせられてる福島県もまた深刻。その不安は、こと東北に限らず、汚染された食料の流通によって日本全国に広がっています。あまり縁のなかった福島県って、行ってみると素晴らしい土地。浜通りは未踏ながら、映画「フラガール」の舞台。意地でも出張予定組んでやる。そんな福島、さらに東北が苦しんでる現状を個々がどう捉えるか。
TVで伝える放射能情報は、基本的に政府発表や東電のコメントが主体。プラスして独自の取材が行われますが、受ける印象としては「賛否両論」。マスメディアと言われる新聞もそう。逆に書店の新刊は、反原発書でいっぱい。雑誌も多くは反原発。このように情報が錯綜する中で、もし今原子力について国民投票を行ったらどういう結果が出るでしょう。その結果なら、希望する方針じゃなくとも仕方なく受け入れます。この本では、政府や東電が事故以来様々なごまかしをおこなった事実をあぶり出してます。原発推進が核武装を目的にしてることも明言。