女は男の指を見る
竹内久美子(著) 新潮社
本書で明かす事実その1「初対面で、女は男の顔よりも指を見る」。その2「ハゲの男は病気に強い」。その3「自分と違う免疫の型の持ち主ほど、匂いがい い」。その4「ピルは女の勘を鈍らせる」。その5「浮気で得をするのは女である」…数々の実験や最新データをもとに動物行動学で読み解く、「色気」「魅 力」「相性」の正体。「遺伝子の企み」がここまでだったとは!次々常識が覆される高揚感あふれる一冊amazon:女は男の指を見る-新潮新書-竹内-久美子
動物行動学にもとづいて人間もひとつの動物と見て、その生殖活動に焦点を当ててます。本能を失った動物とされる人間に潜む本能を暴きます。「我々は遺伝子が世代を超えて乗り継いで行くための乗り物にすぎない」なんて考え方が紹介されてるのを読んでは、二人の子を持つ身として急に老け込んだ気になったり、選ぶ側である女性が男性を「免疫力の強さ」を一番の基準にして選別してるという話、なかなか興味深かったです。なんでもかんでも動物視されることに抵抗もおぼえましたが・・・
タイトルにある「指」ですが、人差し指に比べて薬指が長い男性を女性は好むんだとか。私も何度か女性に誉められたことがあるんですよね。漠然と自信を取り戻せそうなことが書いてあるのを期待したんだけど、そんなことなかったです。