玉砕 隠された真実

NHKスペシャル・8/12放送分。小学校の図書館に、表紙は青で背表紙は赤の、戦争本シリーズがあったのを片っ端から読んだ記憶があります。アッツ島の本もありました。内容はあまり覚えてないものの、名前だけはしっかり記憶しています。その島の地形と気候の厳しさを、この番組のオープニングで初めて知ることになりました。
敗残兵を見捨てることで戦争継続を計った軍上層部は、その策を玉砕と美化することによって、むしろ好戦的世論を作ろうとしたのだという。アッツ島玉砕社の慰霊祭は、軍によって盛大に、どうも札幌で行われたようです。札幌護国神社に石碑があったのが不思議でしたが、そんな歴史があったんですね。
そもそも大国中国と全面戦争をしながら、海の向こうの反対側にあるアメリカという大国とも戦ったこと自体が無理な話。局地的な解決方法の是非以前の部分で、大きすぎる過ちを犯したことに焦点を当てた番組を今後に期待。
NHKスペシャル