もし高校野球のマネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら

岩崎夏海(著) ダイヤモンド社

敏腕マネージャーと野球部の仲間たちが甲子園を目指して奮闘する青春小説。高校野球の女子マネージャーのみなみちゃんは、マネージャーの仕事のために、ド ラッカーの『マネジメント』を間違って買ってしまいます。はじめは難しくて後悔するのですが、しだいに野球部のマネジメントにも生かせることに気付きま す。これまでのドラッカー読者だけでなく、高校生や大学生、そして若手ビジネスパーソンなど多くの人に読んでほしい一冊。amazon:もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら-岩崎-夏海

漫画「タッチ」を読むような感覚で面白く読めました。青春野球小説として。展開としてはありえないんだけど、経営学の入門書という言い訳が何もかも許してしまう。100万部近く売れてるらしく、なにより著者がマーケティングに成功してることを証明。
売上げの伸びが見込みにくい今日、経営、もしくは仕事の意味を見いだしにくくなってます。改めて経営学のエッセンスを見直そうという風潮があってもおかしくありません。そこを見事に突いたのかなと思います。自分も久しぶりにドラッカーを手に取ってみたいですし、本に興味の薄い家内まで熱中し、同じくドラッカーに関心を抱いくという事態に驚いています。
主人公のみなみ自身が働くのではなく、周りをいかに生かすかに力を注ぐ。仕事ってついつい自分でやりがち。見直すべき点が多いことを教わりました。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら