アバター

2009年(米・英) ジェームズ・キャメロン監督

ターミネーター」「タイタニック」のジェームズ・キャメロン監督が、3D技術をはじめ最先端の映像テクノロジーを存分に駆使して描くSFアクション超大 作。戦争で負傷し車いす生活を余儀なくされた元海兵隊員のジェイク。ある時、彼は“アバター・プロジェクト”にスカウトされる。それは、地球から遥か彼方 の衛星パンドラで、莫大な利益をもたらす希少な鉱物を採掘するための事業。そのために、人間に有害なパンドラの環境で活動できるよう先住民ナヴィと人間の DNAを掛け合わせた肉体“アバター”が造られていた。そしてジェイクに課せられた任務は、そのアバターに意識をリンクさせ、遠隔操縦によりパンドラで生 活し、ナヴィ族との交流を図ることだったのだが…。アバター | 映画の動画・DVD - TSUTAYA/ツタヤ

私は傑作だと思う。見たことの無い映像世界を堪能しました。SF映画が進化したというよりは、アニメの進化と感じる。絵的な面だけでなく、ストーリーや登場人物の設定もアニメ風。実際、「風の谷のナウシカ」との類似性は高い。
大衆性を追い求めると、失うものも多いですね。この映画のその辺りのさじ加減が、私的には許せたものの、なかには駄作と思った人も多いことでしょう。[ジュラシック・パーク」も「宇宙戦争」も認める派なので、CG大作でもちょっと骨のある脚本ならOKです。
アバターとして惑星パンドラで過ごす時間が、なんだかサイケ。どちらが本当の自分か、よりしろとなる立ち位置かがわからなくなるくだりなんて、特にそう。サイケ革命を経験した国ならではの視覚感覚ではないでしょうか。
普通の映画とは逆に、地球人がエイリアンとして描かれてるのも面白いです。アメリカのメタファーだそうですが、ハト派的アプローチ。3D映像が疲れるとか興行収入が史上1位だとか作品以外の所で騒がれちゃって、少々不幸な映画。3Dは本当に疲れるそうなので、DVDで見たのも悪くない選択かと。
アバター [初回生産限定] [DVD]
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