なぜ阪神は勝てないのか?

江夏豊岡田彰布(著) 角川書店
この二人、怖いものなしでメジャー指向を感じない。かつコテコテの関西。好きだなあ。各球団を渡り歩いた江夏が、「阪神こそは我が青春のすべて」って言ってる。たまりません。ファンだからかもしれませんが、阪神には何かが宿ってる。
タイトルは「阪神」の前に「真弓」と付けてもいいくらいに、昨年のチームの個人攻撃が激しい。それも、この二人なら許されるか(笑)。長い年月の評価に耐える書籍というよりは、雑誌的な内容です。後半は二人のタイガース愛が滲みます。
江夏の姿も文章も、デイリーのない北海道で触れる機会は少ないです。むかしNHKスペシャルが現役時代晩年を特集したはずですが、基本無愛想。選手なのにタバコ吸ったり。この本読むと、実は非常にクレイバーなことがわかる。恥ずかしながら、これまでわかってませんでした。岡田には再び阪神の監督をやってもらいたいけど、監督辞めた後の向こう見ずな発言で可能性が減ったかな。
なぜ阪神は勝てないのか? ――タイガース再建への提言 (角川oneテーマ21 A 106)
なぜ阪神は勝てないのか? ――タイガース再建への提言 (角川oneテーマ21 A 106)