サイドカーに犬

2007年(日) 根岸吉太郎監督

1980年代の夏を舞台にキャリアウーマンとして精力的に不動産会社で働く薫は、時として憧れの女性、ヨーコを思い出す。二十年ほど前、父と離婚し出ていった母と入れ違いのように家にやって来たヨーコは、ドロップハンドルの自転車を駆りタバコをふかす、母とは正反対の豪快な女性だった。彼女は薫のために食事を作り、コカ・コーラの味や流行りの音楽を教えてくれた。そして、互いに尊敬しあう友情の存在も…。だが、父との諍いのすえ家にいられなくなったヨーコは、最後の夏休みにつきあってくれ、と薫を誘うのだった。wikipedia:サイドカーに犬

男の子にとって、親でも兄弟でもない年上のお兄ちゃんに刺激を受けることが大切なんて話があります。女の子にとってもそうなんでしょうね。そんな存在の女性と過ごした、ほんの一時を回想する映画。映画にするにはすごく小さなテーマで、登場人物もほぼ主人公とお姉さん。こじんまりとしています。
竹内結子が好きか嫌いかで、映画に入り込めるどうかが全て決まりそう。私はあまり入り込めなかったんだな。
彼女が太宰の「ヴィヨンの妻」を読んでるシーン、わかりやすく監督の次回作を意識させてました。
サイドカーに犬 [DVD]
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