障害者たちの太平洋戦争

ETV特集・12/6放送分。戦時中、障害者がどういった形で動員されたかという、ほとんど知られることのなかった過去に焦点を当てたドキュメント。
富国強兵政策下、国の役に立たないものとして、戦争が激しくなるにつれ増々差別が激しくなる。悪名高き優生保護法も成立。この点は、どこか今日の社会にもそういった意識が隠れてる気もします。さらに悪しき平等化ともいえる、適性に合わせた動員も始まる。
これまで知られなかった理由として、障害ゆえに伝達が容易でなかったことと、戦争に加担してしまった思いの反省の両方があるとのことでした。これは大変な不幸な歴史であり、戦争が現在の閉塞感を打破できるといった意見を否定して番組は終わっています。
ETV特集 12月6日(日)