ハゲタカ

これほどの傑作が世に出ていたとは。何度も再放送され、映画にもなって、さぞかし面白いんだろうなとは思っていました。ようやくBSハイビジョンで放送したのを録画できたのでした。
視聴率を狙ったのではなく、いい作品を作るための配役。素晴らしい演技でした。脚本もテンポもいい。柴田恭平の「関係ないじゃないか！」と怒鳴る場面は、往年の流行語を彷彿とさせたし、菅原文太のお姿も拝見出来ました。
アメリカの日本政策や、ヤクザや政治家が食い物にした結果の不良債権といった、現在の日本が抱える大きな問題にもちらっと触れています。不況については数字で見てわかった気になってましたが、ひとつの会社が倒産するにあたっては、大くの涙が流れる。時には命さえ失われる。「お金に使われる人間」の悲劇。何度泣いたことか。
http://www.nhk.or.jp/hagetaka/
ハゲタカ DVD-BOX