日本の地下帝国

鎌田慧（著）　第三書館
この著者にこの出版社なのを、念頭に置いて読む必要はあるでしょう。竹下内閣成立に、暴力団が大きく関与した事実から、この国を事実上支配するのは政治家と大企業と暴力団であるとして痛烈に批判してます。
自民党政治のある側面を確認したかった。
実際には上の三大勢力に、メデイアと官僚を加えてもいいんじゃないでしょうか。そう考えて世の中を見ると腑に落ちます。
竹下登という人は可愛らしい外見に似合わず、大変お金に汚れた政治家でしたよね。民主党も、小沢一郎をはじめ、旧田中派の流れを含んでるのですが。
せっかくの歴史的政権交代も、ここにきて迷走続き。メディアが混乱をあおってるきらいもあります。いつまでも有権者の自民党への深い疑問に頼ってばかりもいられないので、難しいステージに突入しつつあります。ジャーナリストが鳩山内閣による分析した本も出始めています。大メディアアレルギーのある私なので、そういう類いにも手を出していきたいと考えてます。
日本の地下帝国―自民党・カイシャ・暴力団のトライアングル (実学百論 2)