百寺巡礼 北陸

五木寛之(著) 講談社

大和から始まった旅は、北陸の地へ。こころの視界が広がり、見えないものが見えてくる。何百年も受け継がれてきた阿岸本誓寺の茅葺きの屋根、ギラリと白く輝く瑞龍寺の鉛瓦、職人の心意気を感じる木彫り伽藍の瑞泉寺——そして、道元の寺、永平寺日本海を望む至福の旅へ、さあ出かけよう。http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2761645

浄土真宗のいわゆる門徒が多い地域。蓮如親鸞について書いている著者の筆にも、勢いを感じます。
私には「海のある奈良」と呼ばれる若狭の中心都市・小浜の古寺について書かれた章が興味深かった。父の実家が若狭だから。その昔、朝鮮半島との交流の窓口だったこの地域は、国際色豊かで、渡来人も多かったという。
きっと私の遺伝子には、朝鮮半島の記録が残ってることでしょう。先月仕事で小浜に行くも、団体行動だったので、車で1時間ほどの所にある菩提寺に行けなかったのが心残り。
百寺巡礼〈第2巻〉北陸 (講談社文庫)
百寺巡礼〈第2巻〉北陸 (講談社文庫)