新左翼とロスジェネ

鈴木英生(著) 集英社
現代性を持たせようとすると、このようなタイトルにせざるをえなかったのかもしれません。多くの部分は、日本新左翼史。新左翼という言葉自体耳慣れないものとなった昨今ですが、この本であぶり出される共感や違和感には理解できるものも多いです。著者が蟹工船ブームの火付け役というんで少し構えてたけど、決してバランスを失った本ではありません。ただ、終盤の結論には無理があると感じました。現実問題としてワーキング・プアといわれる人々に対し、冷ややかな視線を送ってる人を非情にたくさん知ってるから。

私が学生の頃は、学内に学生運動の空気が残ってたんです。例えばこんな感じ(↓)。この本によりますと、ガラパゴスと称されるくらい,当時としても珍しいことだったそうです。

基本的には競馬予想ブログなのに、脱線ばかりしてる・・・
新左翼とロスジェネ (集英社新書 488C)
新左翼とロスジェネ (集英社新書 488C)