ジャズ 完全入門!

後藤雅洋(著) 宝島社
関心はあるにも関わらず、取っ付きにくくて深く追求しなかったジャズに、この本がきっかけで引き込まれつつあります。ロックやポピュラーミュージックとは、聴き方が決定的に違うとのこと。それを「曲目でなく演奏を聴く」「ジャズは、聴き手が音楽に寄り添わなければ楽しめない」などと表現されていますが目から鱗。なるほど、そうやって聴くと、ミルクや砂糖の入ってない、ブラックコーヒーのような旨味が感じられる気が。名盤ディスク紹介も重宝。ロック、特にビートルズが、ジャズを「舞台の主役」から引き下ろしたとは、時間軸が「振り返る立場な世代」としては言われるまで気付きませんでした。
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