チェンジリング

2008年(米) クリント・イーストウッド監督

1928年のロサンゼルス。シングルマザーである電話会社に勤務するクリスティンの息子ウォルターが姿を消す。警察に捜査を依頼し、その5ヵ月後、警察からウォルターを保護したと朗報が入る。クリスティンは再会を果たしたが、全くの別人だった。警察にそのことを主張すると、彼女は「精神異常者」として精神病院に収容されてしまった。この事件の背後には当時のロサンゼルス市警察の恐るべき体質が隠されていた。wikipedia:チェンジリング_(2008年の映画)

イーストウッド監督は、いったいどれだけの傑作を生み出すのか。私の中では、3年や5年に1作あるかどうかという傑作でした。俳優・脚本・カメラ・演出・テンポなどなど、何も文句無し。映画って見てると、疲れて画面から離れたくなる衝動との戦いになることもしばしば。この作品では逆に、画面に引きつけられて動けなかった。
これまでちょっと苦手だったアンジェリーナ・ジョリーを見直しました。ここでの彼女は素晴らしい。演技だけで目が潤んだほど。
チェンジリング [DVD]
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この作品もまた現代アメリカの比喩であるという、こちらの解説が勉強になりました。
http://www.comugi.cc/cgi-bin/diary/200902.html